カチコチ通信おんらいん20221011

子供の頃、お祭りの神楽を引いてみたかった奧村隆充です。

結局一度も引かずにおわってしまいました。やらせてほしかったです。

ところで、実家で、同居していなかった場合に、実家が使われなくなるというのは案外突然訪れます。そういったときにどういったことを空き家に対して行えばよいか戸惑う方もいらっしゃると思います。今日は、空き家の管理、そして、管理費について書きたいと思います。

実家は突然空き家になる

両親が揃って生活している実家は、子供からの手助けなしに、自立できるのですが、両親のうちどちらかが他界した場合にはすぐに外からの手助けが必要となります。

外からというのは必ずしも子供ではなくて、近所の方々や、親の友達なども含まれます。二人なら年をとっていてもできることも、一人ではできないことはたくさんあります。

病院へ行くことや、買い物や、家の不具合、例えば電球や蛍光灯をを替えるとか、来客を迎えるとか、少しづつできないことが増えてきます。

衣食住でできないことができると、常時人の手を必要とします。

時折の人の手があれば生活できるうちは良いのですが、足の骨をおるなど歩けなくなったりした場合やご飯を用意できなくなった場合は、看護付きの住宅へ引っ越したりしたり、子供と同居したり、病院へ入院したりと家をあけることになります。

空き家にするときは予め決めておくよりは、入院したり、手術しなければならなかったり、突然訪れます。空き家になって、そのまま帰らないことを決めることもあります。

入院中であれば、子供が実家にしばらく泊まることもあり、まるっきり空き家になったりすることもないのですが、本格的に空き家にする場合どういったことを空き家にすればよいか戸惑うこともあるかと思います。

空き家になったらしたほうが良いこと

近隣に連絡先を知らせておき、緊急事態が起こったときは連絡するようお願いする

まず、隣近所にご挨拶をしましょう。そして、連絡先を知らせ、何かあったときは、連絡してもらえるようお願いします。これまでのお付き合いが成功を左右します。

問題は住民票を移すかどうかなのですが、本来住所地へ移すのが決まりなのですが、施設に入る場合はしばらくはそのままにしたほうが良いことがあります。

介護が必要な場合ですと、住所地特例制度などを使い住所を自宅においたままでも良い場合があります。

メリット・デメリットがあり、明日お話します。

住民票を移したほうがメリットが有る場合は市町村で手続きをします。

ちなみに、固定資産税の支払いを子供が変わりに代行することもできます。固定資産税の未払いはあまりつづくと差し押さえされることもありますので、手続きするほうが良いかと思います。

必要なら町内会費も年払いしておく

町内会でお金を集めにくることは結構あります。様々な名目であって、希望しなければ支払わなくても良いものもありますので、税金のように年払いしなければならないものは予め支払っておきます。

いろいろ考え方がありますので、強制はできませんが、将来家を売ったり、そこに住んだりすることを考えて、近所への配慮はしたほうがトクです。

私はお客様には、税金だと思って支払っておいてくださいとアドバイスするようにしています。

火災保険を検討する

住まう予定のない住居は居住用火災保険は加入できないので、一般保険(費用は居住用の2倍ほどかかる)になるかと思われますが、日本の法律では隣からのもらい火は隣に重過失がない限り被害を請求することができませんので、可能な限り火災保険に加入することをおすすめします。

ライフラインの停止

水道、下水、ガス、電気、電話、その他契約しているものを可能な限り停止、解約します。

浄化槽等がある場合は、予め清掃しておきます。浄化槽管理を依頼している会社がある場合は電気など止めても大丈夫かどうか相談してください。浄化槽を動かし続ける必要がある場合もあるようです。

郵便の送付先の変更

郵便を転送するよう手続きします。今はスマートフォンでもできるようです。

ただし、郵便以外の荷物や手紙はそのままきます。学校のOB 会などの案内は、郵便以外の佐川急便やその他メール便を使っている場合がありますので、必要に応じて、連絡して送付先を変えてもらいます。

仏壇など

位牌は空き家においておいてはいけません必ず持っていってください。

仏壇については、戻らないことがわかったら、移動するか、終いにするかを検討し、お世話になっているお寺などと相談してみてください。

建物管理

日本の家屋は、人が住まなくなると途端に廃墟化していきます。

人間の息には少し水分があり、一切いなくなってしまうと、湿度が減って変化していくのと、少しの変化や汚れは人間がいれば気がつくもので、掃除したりするものなのですが、気がつく人がいなくなるので、だんだん廃れていってしまいます。

おそらく、2,3日で外から見ても住んでいる気配がない場合はわかるのではないかと思います。それくらい変化は早いです。

空き家になったら、少なくとも1付きに1回位風通し、外の掃除をしたほうがよくて、中は3ヶ月に一度くらいはホコリを払って掃除機をかけたいと思います。

台風や地震があったら、どうなったか確認したほうが良いです。特に、屋根にひびが入ると、雨漏りがはじまり、そこからシロアリ、カビなどの被害がはじまりますので、まず、屋根。雨漏りの確認が大事です。

あと、空き家でもピザのチラシやら選挙のチラシ、工事のお知らせなど郵便受けに入っていくものがありますから、それも除去してあげることが必要です。

たまに来たらご近所に挨拶を

そして、お世話になっているご近所に挨拶をしてください。

建物管理からは管理会社へ頼むことも可能

空き家をみまもるサービスが有って、とりあえず、一月に一度家の写真をネットで確認できるというものから、鍵を預かってもらっての管理まで様々あります。

ニーズに応じて、利用してみてください。

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