カチコチ通信おんらいん 20221219 道路と土地との関係による土地の価値の順番は
子供の頃、足の小指にしもやけができてかゆくて反対の足のかかとで踏んでもみほぐしていた奥村隆充です。
土地と道路の関係により価値違う
一つの土地を分筆して分譲する場合、どれが一番高いというのは一般の方はわかりますでしょうか。
法則としては、角地が高く、延長敷地は安くなります。
日がよりよく当たる方が高く、西日は嫌われます。
なので、東南の角地が一番高く、西南の角地、北東の角地、北西の角地と続きます。
その次は一方道路の南道路に面している土地、一方道路の東道路に面している土地、西道路に面している土地、北道路に面している土地。
そして、延長敷地の土地。
ざっとこんな順番かなと思います。
なぜ価値が変わるのかの理由
家の間取りというのは、道路の方向でほぼ決まってしまいます。
なぜなら、玄関は道路側に作ることが多いからです。
広大な土地であればどちらに玄関を作ってもよいのですが、50坪くらいの土地で駐車場を2台作ろうとすると、玄関を道路側に作ったほうが土地を効率的に使えるからです。
しかし、角地では2つ道路がありますから、どちらの道路側に玄関を作るか選べます。
そうすると、家の間取りのバリエーションが増えます。
自由度が高いほど価値が高い
土地の価値は、一般的に自由度が高い方が価値が高いので、角地のほうが価値が高くなります。
あとは、日当たりを考えると、南がよく、すくなくとも道路に建物は立たないと思うので、南側に道路があれば、南向きの部屋の日当たりがさえぎられることは少ないので南道路に面した土地が好まれます。
不動産の価値は道路との位置関係だけではない
もちろん、場所によっては道路の向かい側に高層建物が建つこともありますので、一概には言えません。
不動産とは環境込みで価値がありますから、日当たりだけではなく、近隣にある施設だとか、交通機関の便利さとか、そういうことももちろん価値に影響します。
逆に、土地は工夫によっていい建物が建てられますので、本当は一般的に価値が高いと思われる土地でなくてもよいかと思います。
土地は資産でもありますので、資産価値の計算をするにはこの順番の話は多少役に立つのではないでしょうか。