カチコチ通信おんらいん 20221221 大家さんがどうやってネットで選んでもらえるのかを考えてみました
子供の頃、お節料理は好きなものが入っていないと思っていた奧村隆充です。
目次
賃貸不動産をどうやって今の人は探すのか
コロナ渦前は、賃貸住宅を探すときには、賃貸物件を扱っている不動産会社へ行って物件を紹介するということが普通にありました。
しかし、今はというと、電話で問い合わせをいただくこともありますが、スマートフォンで、スーモ、ホームズ、アットホーム、Yahoo!不動産等々のポータルサイトで条件を入れて検索して検討してから、現地で待ち合わせて内見してもらう時代となりました。
以前は、自分の自動車にのってもらって物件を複数みてもらいましたが、コロナ渦、弊社の自動車に乗ってもらわないで別々の自動車で後をついてもらって物件を見てもらうようになりました。
これも時代かと思います。
コロナ渦以前はお店で紹介していた
以前は、問い合わせがあれば、条件を聞くと担当者の頭の中では3物件くらい紹介する物件を選ぶということがされていました。
全部を電話などで紹介することは無理なので、とても良いけれど高い物件、安いけれどたぶん満足のいかないだろうという物件と、ここがベストと思われる物件の3つ。
メールがでてきて、一覧表を見てもらうことが多くなりましたが、一覧表では情報が少なすぎて選べない。
なので、来社してもらった方には、条件などと、物件の写真、地図などをまとめて見られるようにした情報紙を見てもらうようにしましたが、せっかく店に来ているのに、ずっと書面を見ているだけになって、なんだか変な感じでした。
いまはホームページやポータルサイトで物件を比較して物件を探せる
そういう意味では、自社のホームページなどでは、写真もたくさん載せられるし、動画も、360度好きなところがみられる写真もあり、これをあらかじめ見てきてもらえるとお互いに効率的に物件を探せるようになったかと思います。
ポータルサイトでは、いろいろな会社の物件を横断的に探せますので、さらに便利になりました。
ネット対策しすぎて条件がなんだかわからないものになっているものもあると思う
不動産会社からみると、今までは情報を押し出してみてもらうことができましたが、ポータルサイトでは、探し出してもらうことしかできないので、ひたすら受け身の営業。
検索するということだけはわかっているので、どういう客層がどういう検索をするのかをしり、その客層にアピールできるような条件に作り替えることが戦略になりました。
家賃を少しでも安く見せるために、家賃は安く、安くした分の毎月支払う別の名目をつくり、実質家賃は下げていないけれど、下げたように見せかける操作をしたりとか。
こうすると契約書は複雑になってしまって、いろいろな抜けが出てきたり、借主に不利な内容になっていたりして、こういうことをする会社ではすごく気を付けないと契約できなくなったのが弊害かと思います。
どうやって探しているかを知って、大家さんはどうやって対策すればよいのか
今募集するとすれば、まずは内見してもらえるような工夫、例えば、目玉になるような設備(インターフォンとか室内物干しとか)を導入するとか、リフォームの結果がすごくきれいならば、ちゃんとした写真をとってもらうとか、また見に来てもらった時に決めてもらうためには、いい匂いにしておくとか、部屋を明るくするためにワット数を上げておくとか、何か工夫があるといいです。
特徴のある物件は紹介もしやすいですし、口に出せる特徴があるとうまくいけば、口コミで人気が出たりします。