2023年1月25日 囲繞地(いにょうち)人の土地を通らないと道路に出られない土地での困りごとが少し解決されます
子供の頃、夜中に目覚めると、自分だけ起きているという感覚がよかった奧村隆充です。
道路に接していない土地に住んでいる人がいる
相続の時に一つの土地を物理的に分けることはありました。
私としては、羊羹切りという、道路に接している長さを等分する分け方以外はお勧めしませんが、必ずしも道路接道が十分長い土地ばかりではなく、仕方がなく、表と裏に分けることがあるでしょう。
相続人同士は兄弟だったりしますから、その時はよいかもしれません。
しかし土地を絶対に売らないのであればすぐには問題はでませんが、土地は使ったり売ったりできるから価値があります。
売却する時に問題になるような分け方をすると、道路へ出られない土地「囲繞地(いにょうち)」になります。できればそうならないようにしたいものですが、すでに囲繞地になっている土地についてこの度救済される法律が施行されるそうです。
出入りについては法律があったがそれしかなかった
通行権については規定がありましたが、生活に必要な水とか電気とか排水先への接続とかについては規定がありませんでした。
実際には話し合って入れていると思います。
しかし、あくまでも話し合いであり、法的な裏付けがなかったため、いったん道路までの土地の所有者となにかと揉めてしまうと、その不安定な立場は、水やトイレを使用できなくなり、家を使えないとこまで行ってしまう可能性がありました。
隣地と揉めることで、家・一軒使えなくなると言う事は非常に不合理に思います。
そのために法律で規定を変えたんだと思います。
法律が改正されます。
水道や排水路について隣地を使うときに裁判所の許可によってできることになりました。
いずれにしても隣地の方と話し合いをすることにはなりますが、話し合いができるようになったところがよかったです。
何度も強調して言います
もしも土地を分けるときは道路へ必ず出られるようにしましょう。
できれば、再建築ができる道路幅をつけて分筆しましょう。
そうしておかないと、道路から見て奥側の土地と道路側の土地で大きな価値の差がでます。
売れない土地と売れる土地です。
不公平の内容にしましょう。