2023.02.02 住宅ローンに通らない理由
子供の頃、冬、こたつに潜るのが好きだった奧村隆充です。
住宅ローンを申し込んで必ずしもみな審査が通るわけではありません
チェックポイントは4つあります。
- 勤続年数は基準をクリアしているか。
- 物件の担保価値が足りているか。
- 借入額が適正か。多すぎないか。
- 信用情報に傷はないか。
勤続年数
3年以上あればたいていの金融機関の条件に足りているかと思いますが、それより短くても審査してくれる金融機関はあります。
ただ通りにくくなりますし、職歴が様々な仕事を転々としていることがわかると職業定着性が低いということで審査に落ちることはあります。
物件の担保価値が足りているか
調整区域で特別な有資格者が建築する場合、資格がない方には住宅が建たない土地なので、土地の担保評価はかなり低くなります。
建物には普通に価値が付きますので、土地代を自己資金でまかなえればよいかと思います。
ただ、自己資金で賄えない、自己資金が少ないということになると、お金を貯められない人、浪費する人とみなされて審査に落ちることもあります。
借入額は適正か
住宅ローンは住宅を建築するお金を貸すローンです。土地はもともとは含まれていませんが、今の住宅ローンは土地取得資金も貸してくれる場合がほとんどです。
住宅ローンの返済額は、ひと月当たりの返済額から総額を計算します。
もしも、住宅ローンの返済する同じ月に別のローン、カーローンとか、場合によっては携帯電話機のローンがあれば、一月の返済上限からカーローンと携帯電話機のローン額を引いて、残りが住宅ローンの返済額となります。
そのため、カーローンや携帯電話のローンが2,3年で終わろうが、関係なく30年の総額を計算されてしまいます。
当然総額は相当低くなります。
なので、住宅ローンを組むときは他のローンを返済してくださいと住宅メーカーからアドバイスされます。
返済するお金は親に借りるとかでやられることが多いのですが、・・これは今はやっている住宅メーカーはないと思いますが、以前聞いたことがあることがありまして、それは、住宅ローンで借りる額の中に、住宅資金以外のローン返済額をいれて住宅建築の見積もりをわからないように作ってもらい、銀行へ提出して借りてしまうということがあったらしいです。
これは銀行をだます行為で目的外使用になり、金銭消費貸借契約違反でその不正が分かった場合一度に全部返済しなければならない事項なので絶対にしてはいけません。
しかしこれをすると不自然に金額が上がるので、それで落ちてしまうことがあります。
信用情報に傷はないか
これが結構大きくて、過去にローン返済で事故があった場合でそれが5年以内であれば通らないことがあります。
事故というのは延滞、不払い、踏み倒しなどのことで、カード決済したものでよく見られます。
注意していただきたいのは携帯電話、スマートフォンを分割で買った場合で、たとえ、契約期間中に機器分割代を補てんしてくれるキャンペーンであっても、電話会社への支払いがなかった場合は、機器補てんだいはないことになり、ただ、分割支払いも滞納したことになります。
これは信用情報として信用情報機関へ記載されます。
また、最近は賃貸住宅を借りるときに、保証人の代わりに賃貸住宅保証会社と契約するのが一般的になりましたが、この保証会社にしばしば代位弁済させるとつまり家賃を支払わなかったりするとこれも信用情報機関に記載されます。
このデータが住宅ローン審査の時に問題になることがあります。
その他
あとこれは仕方がないのですが、健康でない方の場合、住宅ローンを申し込むときに必ず入る団体保険が掛けられない場合はローンはやはり無理です。
過去、心臓関係の疾患などがあると難しいといわれていました。
将来のために真面目に暮らす
お金を借りるということは、信用が問題になるので、それを日頃、意識しましょう。