2023.02.16 分譲(建売)住宅の契約と注文住宅の契約は全く違う契約
子供の頃、家の中でかくれんぼをして遊んでいてた奧村隆充です。
建売住宅と注文住宅は契約が違う
もうすでに契約を交わしている方は契約書を見ていただきたいと思いますが、建売住宅は売買契約書になっているかと思います。
一方自由設計で住宅建築を契約した方は住宅建築の請け負い契約になっているかと思います。
わかりにくいのは建物が建つ前に契約する分譲住宅、建売住宅の契約がどうなっているかです。
建築する前の建売住宅の契約の分かれ道
建売というのは、建ててから売るのが原則なのですが、建築確認を取得すれば、建てる前に営業をすることはできます。
なので、建てる前に契約することはあります。
しかし建てる前なので、設計変更をすることもできないわけではありません。
設計変更できますと言ってくる営業もいるようです。
注意するのは、設計変更の内容によっては、注文住宅に代わる可能性があるということです。
建売は売買契約で注文住宅は請負契約。
売買契約は契約に定めている手順で最悪解約することができますが、請負契約は解約することができません。
順調に建築がされ、自分の住宅購入の状況も大きく変わらなければ最終的に家が自分のものになるというところで同じ状態になりますが、
仮に、建物の受け渡し前に死亡したとか、離婚したとか、会社がつぶれて収入のめどがつかなくなったとかの不測の事態に陥ったときに関係してきます。
なので、設計変更を勧められたら、ああ、解約ができない契約にするように言っているんだなと覚悟したほうが良いかもしれません。
もちろん、もともと注文住宅指向で少しでもカスタマイズしたいとおもっているのであれば喜んでいろいろ相談してみましょう。
ただし、設計変更の場合はいったん建築確認を得て販売されているものをご破算にして新たに建築確認を得ることになることもありますので、引き渡しが数か月遅れることも説明を受けてから決めてください。