2023.02.17 解体するときは必ず隣の人に大きく迷惑をかけるので

2月のカレンダー
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子供の頃、近くの団地開発の空き地ではドラえもんなどの漫画のように土管が積んであったのを覚えている奧村隆充です。

不動産を売買するときに建物が相当に古く、土地だけほしいという方を土地売買契約をするときに、建物を売り主が解体して引き渡すという契約をすることが結構あります。

解体はかならず近所に迷惑をかける

解体は解体業者へ見積もりをして、解体業者を決めるのですが、隣地の解体を経験した方ならわかると思いますが、ここ数十年の住宅建築ではべた基礎といって建物の土台全部を大きなコンクリートの塊でつくる工法がほとんどです。

べた基礎とか言います。

解体作業は

こういう住宅を解体すると、まず、部屋の内部の荷物・設備を運び出し、畳があればこれも運び出し、建具をはずしてから、屋根を外し、柱を取ります。

最後が、基礎の解体です。

基礎はコンクリートで数十センチの厚みがありますから、まず運び出せる大きさまで粉々にします。

解体で最後に近隣へ騒音と振動で迷惑をかける

このときに大きい音がします。

また、土からコンクリートをはがすときにかなり振動します。

それもほぼ一日中。

隣でやられれば気にならないことはないこと請け合いです。

いくら仲がいい人であっても、いや施主でも隣にいれば気になって、いつ終わるのか聞きに行きたくなります。

買主はそこでずっと住むので嫌われたくはない

売り主としては、売ってしまってよその土地へ移動してそこへは二度と帰らない人もいるでしょうけれど、これを購入して家を建てようとする人にとっては、自分の家を建てる時に近隣から恨まれてしまうのは不幸なことです。

しかも、解体が自分の手でコントロールできないところで恨まれるのはやるせないことでしょう。

なので売り主は契約違反にならないためにも解体業者を選ぶことが必要

なので、私が解体業者を紹介するときは、まわりに迷惑をかけないように気を付けている業者を紹介することにしています。

たとえ他より激安の業者があったとしても、トラブルを抱えているところは紹介しにくいです。

いくら激安でも、ずっと監視しなければならないような信用ならん業者では監視する手間暇が実はコストが高い。

売り主は、買い主の建築を妨げるような行為をした場合は契約違反になることもありますから、いくら遠くに行くことが分かっていても見過ごせないことです。

なので、家を売るかたは、買った人のことを考えてあげるとどうすればよいかがわかると思います。

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