2023.02.20 住宅建築のための道路の知識
子供の頃、眠れないときはなんで眠れないのかを考えていたらいつの間にか朝だった奧村隆充です。
道路に接していない土地の価値は低い
道路というのは法律上いくつか意味があるのですが、不動産売買の時の道路というと建築基準法上の道路のことを言います。
私道であっても、位置指定を受けてれば行動である必要はないですし、現在では幅員4m未満の通路は道路ではありませんが、昔からの道路で幅員4m未満のものはで市町村などに認められた道路は二項道路といってこの道路は建築基準法上の立派な道路です。
建物を建築する時は基本的に道路に面している土地にしか許可が下りません。
例外として、敷地の周辺の土地に広い空き地などがあった場合で建築許可を出す省庁から許可が出た場合を除きます。
建築できない土地の価値は低いです。
分筆によってわざわざ価値を落とす
一つの土地を二つ以上に分けることを分筆といいます。
分筆自体はどのようにでもできるのですが、分筆によって道路に面しない土地を作ると価値が下がります。
相続財産の価値を下げるときにわざわざ道路に面しない土地(袋地、囲繞地)を作ることもあるようですがまさに価値が下がって買う人がいない土地になるかもしれませんので、財産を利用することを考えるとおすすめしにくいです。