2023.03.29 不動産屋と客の信頼関係を築くには~不動産屋は「正直ではない」のか?
子供の頃、この生活のままずっといられたらいいなと思っていた奧村隆充です。
不動産屋と客の信頼関係を築くには~不動産屋は「正直ではない」のか?
ネットニュースで不動産やは正直でないのかをみました。
多くの人は、不動産屋というと「正直ではない」というイメージを持っているかもしれません。
では、不動産屋はなぜウソをつくと思われているのでしょうか?そして、不動産屋に正直になってほしいことは何でしょうか?
まず、不動産屋がウソを言いそうになる動機の一つは、売りたい物件や契約したい客を見つけるためです。
不動産屋は仲介業者として、物件の所有者や管理会社と契約することで仲介手数料を得ます。
しかし、物件や客は限られており、競争も激しいため、仲介手数料を稼ぐことは容易ではありません。
そのため、不動産屋は物件の良い面を強調したり、悪い面を言わなかったり、客のニーズに合わせてウソをついたりすることで、成約に近づこうとする傾向にあります。
例えば、「最寄り駅から徒歩5分」と聞いて契約したら、実際は10分以上かかったというケースがあります。このように、不動産屋は物件の立地や設備などに関してウソをつくことが多いです。また、「この物件は人気があってすぐに埋まりますよ」と言って客を焦らせたり、「他にも見ている物件がありますか?」と聞いて客の情報を探ったりすることもあります。
もう一つの理由は、自分の利益や立場を守るためです。不動産屋は物件の所有者や管理会社だけでなく、客や他の仲介業者とも関係を持ちます。しかし、これらの関係者の利益は必ずしも一致しません。
例えば、物件の所有者は高く売りたいけれど、客は安く買いたいです。また、仲介業者同士は協力しながらも競争しています。そのため、不動産屋は自分の利益や立場を損なわないように、本音を言わなかったり、ウソをついたりすることがあります。
例えば、「この物件は他にも問い合わせがありますよ」と言って客に値引き交渉を断ったり、「この物件は私が独占的に扱っています」と言って他の仲介業者を排除したりすることがあります。このように、不動産屋は自分の利益や立場に関してウソをつくことが多いです。
不動産屋に正直になってほしいこと
では、不動産屋に正直になってほしいことは何でしょうか?それは、物件の情報や契約の内容を正確に伝えることだとおもいます。
客は不動産屋に信頼して物件を探したり、契約したりしますが、不動産屋がウソをつくことで、客は損をしたり、トラブルに巻き込まれたりする可能性があります。
例えば、物件の瑕疵や隣人トラブルなどを知らされずに契約したら、後で大きな問題になるかもしれません。また、契約の内容や手続きなどを誤解させられたら、法的なリスクに直面するかもしれません。
そのため、不動産屋は客に対して、物件の情報や契約の内容を正確に伝えることが重要です。また、客も不動産屋に対して、自分のニーズや予算などを正直に伝えることが大切です。
そうすることで、不動産屋と客の間に信頼関係が築かれ、お互いに満足できる取引ができるようになるでしょう。
不動産屋は「正直ではない」のか?という問いに対して、一概には答えられません。不動産屋にはウソをつく理由や背景がありますが、それは必ずしも悪意や欺瞞からではなく、仕事のやり方や業界の慣習からでもあります。しかし、不動産屋も客も、ウソではなく正直さを大切にすることで、より良い関係を築くことができると思います。