2023.07.19 具体的に相続税の節税とは何をすればよいか

7月のカレンダー
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子供の頃、夏の暑い日日陰に入るのが幸せだった奧村隆充です。

節税は3方から考える

具体的に相続税の節税とはどうするかですが、3つのことを考えなければなりません。

  • 相続税の非課税枠を利用する方法
  • 相続税の評価額を下げる方法
  • 相続税の仕組みをうまく利用する方法

今日は相続税の非課税枠を利用する方法を考えたいと思います。

相続税の非課税枠を利用して節税する方法はいくつかあります。以下に3つの方法を提案します。

  1. 生前贈与での非課税枠の活用:
    相続時には年間110万円までの暦年贈与が非課税となります。この非課税枠を活用することで、生前に贈与を行うことで相続税の節税が可能です。また、住宅取得資金や教育資金などの特例もあります。これらの特例を利用することで、特定の資金や財産の贈与が非課税となります。生前贈与によって資産を家族や相続人に移すことで、将来の相続税負担を軽減することができます。
  2. 相続時精算課税制度の活用:
    相続時精算課税制度は、贈与時には非課税となり、相続時に評価額が下がった財産を相続する制度です。この制度を活用することで、相続時に評価額が下がった財産を相続することができます。つまり、相続時の評価額が低くなるため、相続税の負担が軽減されるのです。この方法は、資産の価値が将来的に下がる可能性がある場合や、相続時の評価額が贈与時に比べて低くなる見込みがある場合に有効です。
  3. 配偶者への居住用不動産の贈与:
    相続税法では、配偶者に居住用不動産を贈与する場合に、2,110万円まで非課税となる特例があります。この特例を活用することで、居住用不動産を配偶者に贈与することができます。この方法は、資産の一部を配偶者に贈与することで、相続時の税負担を軽減することができます。配偶者への贈与によって相続税の非課税枠を活用し、節税効果を得ることができます。

これらの方法は相続税の非課税枠を上手に利用し、相続税の節税効果を最大化するものです。ただし、これらの方法を利用する際には、法律や税制の変更にも注意が必要です。専門家の助言を受けながら、個別の状況に応じて適切な方法を選択することが重要です。節税の方法を適切に活用し、将来の相続税負担を軽減しましょう。

税制改正があり以下の部分をお知りおきください

  1. ただし、令和5年の税制改正で、相続時より3年遡って贈与した財産は相続財産としてみなすとなていたところ7年まで遡ることに変更されました。
  2. 令和6年より相続時精算課税制度を選択しても110万円の非課税枠が使えるようになります。

クイズの答え

問題は前回にあります

問題
なぞかけクイズです。
上司にはむかう部下と掛けて
試験で一番成績が悪かったと解きます。
その心はどちらもほにゃらら

答え
「したがいません」
解説
上司に「従いません」
自分の成績より「下がいません」

KBCラジオ アサデス。ラジオより

おまけ 今日のクイズ

問題
変換クイズです。
これから読み上げる言葉の一部を逆の意味の言葉に直して出来上がる言葉はなんでしょうか?
例えば、「たいあんぜん」 という言葉の「あんぜん」を逆の意味にすると「きけん」。
もとの言葉にあてはめると「たいきけん」となります。
このように言葉の一部を逆の意味の言葉に直して完成する言葉を答えてください。

「へいぶかん」

KBCラジオ アサデス。ラジオより

答えは次回です。

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