かちこち通信おんらいん 20221121
子供の頃、3びきのこぶたを読んでレンガの家ってどんなんだろうと思い馳せていた奧村隆充です。
さて、今日はインボイス制度についてすこし考えたことを書きたいと思います。
というのは、ヤフーニュースで漫画関連に関わって働いているフリーランスの2割がインボイス制度が導入するときに合わせて、廃業するというニュースを読んだからです。
インボイスは8%と10%の2段階税率のために作られたと聞きました。
免税業者
現在1000万円未満の収入の人は免税業者として消費税の支払いが免除されています。
現在は消費税の支払ったとして自分の会社の中で消費税の差し引きができるのですが、インボイスが導入され、インボイスを発行できない業者へ払った消費税は、完全移行した場合引き算することはできません。
本来ならば、消費税は預かり金ですから、国にお返ししなければならないということは理解できますが、国家に対しての支払いと業者に対して二重に支払わなければならなくなることになります。
最終消費者としての個人との取引だけであれば、個人では稼ぐというところで消費税をもらっていないかと思うので、そもそも免税業者のままでよいので問題はないのですが、漫画のまわりとなると最終的に出版社が消費者の前の最終消費者となり、当然課税業者でしょうから、消費税の引き算ができないのは損だと考えても仕方がない。
なので、現在免税業者として仕事をしているフリーランスはインボイスを導入することになり、そうすると意外と消費税は高いので、大きく収入が減るということいなって仕事ができないというロジックだと想像します。
では、免税業者は消費税をもらわなければよいというわけにはいかないらしい
わからなくて、税理士さんへでは免税業者は消費税をもらわなければいいのではないですかと聞いたところ、もらっていないというのは請求している人の心の中の話だから、請求している人の心の中まで支払い方が了解していて初めて成り立つ。
だから、引いた金額の中に消費税が支払われていると国からは判断されるので、この話はどこまでいっても消費税と関係ないと免税業者が言うことはできないとのことです。
私の理解であっているかどうか若干不安ですが、免税業者にとっては、実質的におおきな増税になるということのようです。
増税で仕事が回らなくなるというのがなんとも虚しい気分になってしまいました。