かちこち通信おんらいん 20221212 不動産オーナーのための家賃の決め方
子供の頃、靴下を二枚重ねてはいていた奧村隆充です。
目次
賃貸住宅オーナーの関心事は満室にどうやったらなるか
賃貸住宅のオーナーさんにとって、空き室へいかにして入居してもらうかは一番の関心事かと思います。
入居者は、まず条件で物件を見つけ、内見して惚れて契約します。
借主はまずあなたの物件を、条件で見つける
まず、条件で見つけてもらわなくてはなりません。
条件で最初に見られるのは場所、二番目は家賃でしょう。
場所については建てる前ならいざしらず建てたあとには変えることはできませんので変えられるところは家賃です。
最近はインターネットやスマートフォンが普及し、お部屋探しも店舗ではなく、ネットでまず探すのが普通になりました。
ネットはとことん比べることができるメディアです。
主戦場が店舗からネットに移ったので、まずは見かけ上の家賃を同条件の物件より安くすることはまず、見て貰える確率が高まります。
家賃の設定の考え方
家賃は家賃帯を意識します。
家賃によりグレードが印象付けられます。
下の家賃帯へ入れてしまうと、かえってグレードが低く思われます。
同じ家賃帯でしかも低価格にするのが良いでしょう。
いくらにすればよいかは、自らネットで調べて見るとわかります。
場所、間取り、設備などを比べて家賃を調べてみることや、同じ価格帯の物件を出して、家賃を比べることをやってみてください。
前半の検索は、相場を調べて、後半の検索は物件の価格競争力を調べることになります。
ネット対策が過ぎると信用を落としかねない
これをやりすぎると以前書きましたが、家賃の他にいろいろな名目で賃借人からお金を支払わせることとなります。これは長い目で見て信用をなくすのでやめたほうが良いかと思います。
今は、SNSもあり、SNSは合意形成を作りやすいメディアです。
ひとたび悪いう噂が出ると二度と消し去ることはできません。
今後は貨幣経済から、信用経済に変わると思われますので、信用を大切にしましょう。
データでお客さんに見つけてもらえば次は気に入ってもらう
条件に会えば内見してもらいます。
内見の時にまずは清潔に感じられるかどうかが大事かと思います。
感覚的なものなのですが、決めるのは感情なので、物件を好きになってもらえるような仕組みを考えておきましょう。
例えば、入り口から部屋の中まで掃除をしておくことは必須ですし、石鹸の香りがするなど掃除をしたにおいがあったりすると清潔感が出るように思います。
また、明るい方がよいので、点灯できる照明はすべてつけましょう。
また、できれば、オーナーさんが作った物件の良いところをリストにしたり、生活に便利な施設の案内や、人気のお店の紹介などがあるとよいです。
物件を好きになってもらえると成約しやすいかと思います。
申込時に条件交渉があるかもしれない
あとは、条件の相談があれば検討します。
ただし、家賃の値下げはやめた方がよいかもしれません。
この辺りは難しいです。一か月早く入れば値下げ分をカバーできたりします。
値下げして入居させると入居者との関係がずっと続く場合があります。
無理を言っても聞いてもらえると思われるということです。
これでは管理上困りますので、引いてあげてもよいですが、関係が壊れない程度にしてください。