2023年1月5日号 住宅取得資金に預貯金はいくら使ってもよいか
子供の頃、冬休みの宿題の書初めは習字教室で書いていた奧村隆充です。
住宅資金について
住宅取得資金とは、住宅の価格、諸経費のことです。
諸経費は昔は住宅ローンの融資先ではなかったので、諸経費は自己資金が必要でした。
現在は、諸経費ローンもありますし、住宅ローンについては110%ローンといって、購入する不動産の価格の10%を別に貸してもらえることもあります。
しかし、以前にも書いたように、住宅取得資金をすべて借り入れるのは、破産のリスクが高まり危険です。
簡単に破産宣告を受ける覚悟をするのはやめたほうが良いです。
住宅購入のために自己資金をいくら使うか
自己資金をたくさん使って借入額を小さくすることは利子の支払いを減らせたり、返せなくなった時に不動産を手放してローンから抜け出せるなどのメリットは大きいのですが、預貯金がゼロにするのはお勧めできません。
貯蓄は家を買うだけのためにあるのではなく、むしろそれよりも、不測の事態に備える意味があります。
不測の事態とは、家族の病気・事故、収入の減少などがあります。
働かなくても数か月は持ちこたえることができるくらいのお金は残しておきましょう。
それを残して、その残りまでは入れてもよいでしょう。
住宅購入のために自己資金をいくら使うか
もしも、あなたが恵まれていて両親や祖父母がお金を貸してくれるのであれば、ありがたく甘えてしまいましょう。
やはり頭金が多いほど出ていくお金は目に見えて減ります。頭金は多いほど得です。
お金がたりなければ時期を改めることも必要
また、自己資金は住宅取得にかかる総額の2割が理想です。
2割+数か月の生活費がまだたまっていないのであれば、まだ購入時期ではないかもしれません。