2023.03.17 古くからあるアパート、借家を相続した方へ
子供の頃、自分が何になるのか聞かれても答えられなかった奧村隆充です。
古いアパートなどの相続
借家・アパートを相続する方はいると思うのですが、その時どう思っているのか気になることがありました。
不動産賃貸は不動産活用としてはかなり良いものに思います。
それを相続するというのは不動産賃貸事業という「仕事」を受け継ぐことなので、ノウハウの伝授、経理、提携業者とのつなぎなどが必要なのですが、そういうものは規模が小さい場合はあまりなされていないのではないでしょうか。
これが、管理会社があった場合は、そこへお金を払って上記の仕事をやってもらえばよいので混乱はほとんどないかと思います。
昔、管理会社というのは仕事としてやられていませんでした。
仲介不動産会社に、なにかあれば、いちいち聞いて、対処することが一般でした。
また、大家と店子ということば聞いたことがあるでしょうか。大家は聞いたことがあっても店子というのはあまり最近つかいませんね。
大家が「親」店子は「子」と、事業というより、家族関係の延長のようにとらえられていたように思います。
なので、経営のノウハウという概念自体がなかったと思います。
この時代に、家族関係の延長で運営されていた賃貸物件を相続した方は気の毒です。
店子は親である大家さんが急に自分より年下になるわけですから混乱します。
もしも、こういった不動産を相続されたもしくはされる方は地元の賃貸不動産を扱っている不動産業者へ会いに行って話をしてくるとよいかなとおもいます。
お勧めします。
これをしないうちに、アパートデベロッパーに営業に日参され、わからないうちに建て替えを決心し、サブリース契約で賃貸事業をやられる方がいます。
これは、別に悪いことではないのですが、リスクが事業者(アパートを所有する方のことです)にはかならずあります。
それを深く説明されないで(説明している業者がつぶれた時のリスクなんてきかなければなかなか教えてくれません)事業を開始するのは覚悟する(いざとなれば破産するリスクを負うということ)のは危険です。
不動産会社は話をするだけなら別にお金を支払うことは普通はありません。
話をしに行ってお話しするとよいかと思います。