2023.08.31 売りだした不動産に価格交渉があったらこうやって考える-2
子供の頃、夏から秋への変わり目の空がなんか寂しく感じた奧村隆充です。
第二回:買いたいとの申し込みがあった物件の現状と将来性
不動産売却の基本的な考え方について、前回お話しました。今回は、買いたいとの申し込みがあった物件の現状と将来性について考えてみましょう。
物件の現状とは、物件の状態や立地、周辺環境などを指します。物件の状態は、築年数や建物の構造、設備や内装などによって変わります。立地は、交通の便や駅からの距離、周辺施設や商業地域などによって変わります。周辺環境は、自然や景観、騒音や汚染などによって変わります。
物件の現状は、物件の価値を決める重要な要素です。物件の価値は、需要と供給のバランスによって決まりますが、需要は物件の現状によって大きく影響されます。一般的に、物件の状態が良くて、立地が便利で、周辺環境が快適な物件ほど、需要が高くなります。逆に、物件の状態が悪くて、立地が不便で、周辺環境が不快な物件ほど、需要が低くなります。
物件の将来性とは、物件の価値が将来どう変化するかを指します。物件の価値は、時間とともに変化しますが、その変化は物件の現状だけでなく、社会的な要因にも影響されます。社会的な要因とは、人口動態や経済情勢、法律や制度などを指します。
物件の将来性は、物件の売却時期を決める重要な要素です。物件の価値が将来上昇すると予想される場合は、売却を先延ばしにすることで利益を増やすことができます。逆に、物件の価値が将来下降すると予想される場合は、売却を早めることで損失を減らすことができます。
では、買いたいとの申し込みがあった物件は、現状と将来性のどちらが優れているでしょうか?次回は、この問いに答えるために、値下げのメリットとデメリットについて考えてみましょう。
クイズの答え
問題は前回にあります
おまけ 今日のクイズ
答えは次回です。