2024.4.10 借りている不動産の所有者が変更されたときに賃貸契約に変化はあるか
所有者変更オーナーチェンジしたら家賃は誰に支払うか
借りているアパートや住宅の持ち主を変える時に借主の承諾は必要ないので、いつの間にか持ち主が変わることはあります。
一般的には新旧所有者が連名で変更のお知らせと支払い方法の変更のお知らせがされます。
特段に取り決めがない場合、旧所有者と結んだ賃貸借契約は新所有者に引き継がれます。(賃借権の移動は所有権移転登記が要件となりますので移転されるまでは旧所有者が貸主となります)
特段の取り決めとは、持ち主が誰であっても所有者にリース代を払うなどサブリース契約することはできるからです。
特段に取り決めがない場合は賃貸借契約でさだめた、賃料を受け取る権利や物件を貸す義務、敷金返還する義務など、権利義務は引き継がれます。
一方借主は賃貸借契約で定めた賃借権は権利ですので、合意がない限り侵されることはありません。
ただし、新所有者から賃料の値上げなどの交渉がある場合があります。
この場合オーナーチェンジしたしないにかかわらず契約の中で行われます。
多くの場合、賃料の変更が条件付きで認められていますので条件を満たしているかどうかになります。
クイズの答え
問題は前回にあります
おまけ 今日のクイズ
答えは次回です。